富士駅からボンネットバスに乗ってツアーに出発。参加者は10人ほどの少人数で、バスの中ではゆったり快適に過ごせました。

最初の目的地は岩本山の丘陵地にある内田農園です。富士周辺では珍しいバナナを生産しており、「富士サンサンばなな」という名で売り出して注目を集めています。ここではバナナ栽培が行われているガラス張りの大きなハウスを見学、この日は黄色く熟したバナナを見ることはできませんでしたが、赤い花と成熟中の青いバナナの房を間近で見ることができました。





ハウス見学後、内田農園のすぐ近くにある岩本山公園で一服。展望デッキからの富士市街地の眺めと、雲間から姿を見せた富士山の眺めを楽しめました。



岩本山を後にして次に向かったのは、広見団地の北側にある富士きのこセンターです。温度と湿度を一定に保った建物内で椎茸・なめこ・エリンギ・きくらげなどの多彩なきのこを栽培しています。倉庫のような建物から農業という雰囲気はあまり感じられず、きのこを生産する工場の様相を呈しています。







お昼は富士宮市小泉にあるフレンチのお店Restaurant Mitsuでいただきました。「ふじのくに食の都づくり仕事人」のマエストロシェフの称号を受けた石川光博さんが腕を振るう、地元富士山麓の食材をふんだんに使った地産地消の料理が評判です。




こちらは今回のメニューです。にじますや富士の地鶏など、地元食材を使ったメニューをじっくり味わうことができて良かったです。




食後のデザートには、最初に訪れた内田農園の「富士サンサンばなな」を使ったものが登場しました。そのままでは食用に適さない青い状態のバナナが、シェフの見事な腕で美味しいデザートに変身しました。

昼食後に向かったのは、富士市伝法にある長谷川農産です。高品質のマッシュルームの生産でその名が知られており、各地のレストランなどで使われています。ここではマッシュルームの生産場を見学、ホワイトとブラウンの2種のマッシュルームが生育する光景を見ることができ、その中には「ポットベラ」・「ジャイアント」と呼ばれる巨大なものもありました。





最後の目的地は静岡市由比の神沢川酒造場です。新型コロナウイルスの関係で蔵内部の見学はできませんでしたが、蔵を紹介するビデオの視聴と自慢の酒の試飲をすることができました。





今回のツアーのお土産です。長谷川農産のマッシュルーム、富士きのこセンターのきのこのほか、静岡産オリーブと志太泉酒造の「にゃんかっぷ」をいただきました。



☆ホームページ版「お天気屋さん」もよろしくお願いします!