静岡県お茶振興課の担当者から静岡茶の現状や海外戦略などについての説明があったあと、プロジェクトに関わった若手の茶生産者から静岡茶の再生に向けたブランディングなどの議論された内容が発表されました。




成果発表のまとめとして、「『正真正銘』を茶都から世界へ。さあ、共に!」というコンセプトが示され、100年後の未来のために世界から評価される静岡茶づくりや静岡茶の魅力を広く発信することを目指して行動することが宣言されました。



発表会の合間には、プロジェクトメンバーの茶生産者によるお茶の試飲もあり、参加者と生産者が交流しながらお茶を味わう光景が見られました。生産者から話を聞きながらこだわりの緑茶や和紅茶、抹茶ラテなどをじっくり味わえて良かったです。







発表会の中で、「静岡茶リブランディングで世界へ −自信と変革−」と題した未来トークセッションも行われました。ここでは、富士市で茶葉の販売などを手掛ける株式会社EN.(EmiNence)の代表である大坂嘉謙さん(写真左側)による「富士山抹茶」の取り組みも紹介されました。昨年創業した同社は、抹茶を通じて富士市の未来を創り、地域の茶産業を次世代へとつなげることを目指すとともに、抹茶を文化・体験・地域活性の象徴として新たな価値を創出することにも取り組んでいます。

こちらがEN.の商品「富士山抹茶」になります。イベント等で抹茶の販売や抹茶ラテなどのドリンク提供も行っています。イベント出店等の情報はENのインスタグラムをご覧ください。


こちらは今年2月に発表された富士を代表する銘菓である田子の月とのコラボ商品「黒富士」です。田子の月の定番商品の一つである「富士山頂」のアレンジバージョンで、外の皮に富士宮のお茶炭を使用し、中のクリームに富士山抹茶が使用されています。


こちらは伊豆市にあるフロランタンとカヌレの専門店yuuとのコラボ商品、富士山抹茶カヌレと富士山抹茶フロランタンです。


富士山抹茶を生産している茶畑の風景です。雄大な富士山を望める富士市の里山にあります。ここでは、2月23日の富士山の日に「富士の抹茶で地域と未来を結ぶ」と題したイベントが開催され、富士山抹茶を使った茶会や黒富士の発表などが行われました。イベントの詳しい内容はこちら(Yahoo!ニュースエキスパート記事)をご覧ください。

【関連情報】
今年度は静岡茶リブランディングプロジェクトから体制を新たにし、世界に通用する静岡茶のブランド構築に向けて「静岡茶統一ブランドプロジェクト」として取り組みます。現在、プロジェクトのメンバーを募集しています(6月20日まで)。

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