2025年06月02日

静岡茶リブランディングプロジェクト成果発表会&富士山抹茶

3月17日、静岡市葵区にある浮月楼で「静岡茶リブランディングプロジェクト」の成果発表会がありました。日本一のお茶処と言われてきた静岡県ですが、近年さまざまな要因で茶の生産量が減ってきており、先日は生産量が鹿児島県に抜かれて首位陥落というショッキングなニュースもありました。そこで昨年から若手の茶生産者などがメンバーになって、世界に通用する静岡茶の統一ブランドを形成するプロジェクトを立ち上げ、議論を重ねてきました。

静岡県お茶振興課の担当者から静岡茶の現状や海外戦略などについての説明があったあと、プロジェクトに関わった若手の茶生産者から静岡茶の再生に向けたブランディングなどの議論された内容が発表されました。

shizucha_rebranding01.jpg

shizucha_rebranding02.jpg

shizucha_rebranding03.jpg shizucha_rebranding04.jpg


成果発表のまとめとして、「『正真正銘』を茶都から世界へ。さあ、共に!」というコンセプトが示され、100年後の未来のために世界から評価される静岡茶づくりや静岡茶の魅力を広く発信することを目指して行動することが宣言されました。

shizucha_rebranding05.jpg

shizucha_rebranding06.jpg shizucha_rebranding07.jpg


発表会の合間には、プロジェクトメンバーの茶生産者によるお茶の試飲もあり、参加者と生産者が交流しながらお茶を味わう光景が見られました。生産者から話を聞きながらこだわりの緑茶や和紅茶、抹茶ラテなどをじっくり味わえて良かったです。

shizucha_rebranding08.jpg

shizucha_rebranding09.jpg shizucha_rebranding10.jpg

shizucha_rebranding11.jpg shizucha_rebranding12.jpg

shizucha_rebranding13.jpg shizucha_rebranding14.jpg


発表会の中で、「静岡茶リブランディングで世界へ −自信と変革−」と題した未来トークセッションも行われました。ここでは、富士市で茶葉の販売などを手掛ける株式会社EN.(EmiNence)の代表である大坂嘉謙さん(写真左側)による「富士山抹茶」の取り組みも紹介されました。昨年創業した同社は、抹茶を通じて富士市の未来を創り、地域の茶産業を次世代へとつなげることを目指すとともに、抹茶を文化・体験・地域活性の象徴として新たな価値を創出することにも取り組んでいます。

shizucha_rebranding15.jpg


こちらがEN.の商品「富士山抹茶」になります。イベント等で抹茶の販売や抹茶ラテなどのドリンク提供も行っています。イベント出店等の情報はENのインスタグラムをご覧ください。

shizucha_rebranding16.jpg shizucha_rebranding17.jpg


こちらは今年2月に発表された富士を代表する銘菓である田子の月とのコラボ商品「黒富士」です。田子の月の定番商品の一つである「富士山頂」のアレンジバージョンで、外の皮に富士宮のお茶炭を使用し、中のクリームに富士山抹茶が使用されています。

shizucha_rebranding18.jpg shizucha_rebranding19.jpg


こちらは伊豆市にあるフロランタンとカヌレの専門店yuuとのコラボ商品、富士山抹茶カヌレと富士山抹茶フロランタンです。

shizucha_rebranding20.jpg shizucha_rebranding21.jpg


富士山抹茶を生産している茶畑の風景です。雄大な富士山を望める富士市の里山にあります。ここでは、2月23日の富士山の日に「富士の抹茶で地域と未来を結ぶ」と題したイベントが開催され、富士山抹茶を使った茶会や黒富士の発表などが行われました。イベントの詳しい内容はこちら(Yahoo!ニュースエキスパート記事)をご覧ください。

shizucha_rebranding22.jpg


【関連情報】
今年度は静岡茶リブランディングプロジェクトから体制を新たにし、世界に通用する静岡茶のブランド構築に向けて「静岡茶統一ブランドプロジェクト」として取り組みます。現在、プロジェクトのメンバーを募集しています(6月20日まで)。

shizucha_brandmember.png


☆ホームページ版「お天気屋さん」もよろしくお願いします!
posted by Taitan at 07:00| Comment(0) | 講座・講演

2025年05月07日

ガストロノミーツーリズム推進事業事例発表会

2月13日、静岡市葵区の静岡理工科大学グループ静岡駅前キャンパス(静岡駅前M20ビル)で「ガストロノミーツーリズム推進事業事例発表会」が開催されました。これは食文化と観光を結びつけるガストロノミーツーリズムを推進する静岡県が主催し、今年度に県内各地で取り組まれた食に関するツアー・イベントなどの事例発表や出展者による試食・試飲を交えた交流会が行われました。

gastro_jirei01.jpg


まずは、静岡県内各市町の食の魅力を紹介する冊子「美味らららブランドストーリーブック」の完成披露発表会が行われました。冊子の内容はこちらから見ることができます。

gastro_jirei02.jpg


続いて、市町・観光団体・企業・高校など6つのグループによる食に関するツアーやイベントの事例発表が行われました。事例発表したグループは、御前崎らららミーティング「運だめしの旅」、FDA「次郎長の夢」客船向け有料スタンプラリー、磐田農業高校ガストロノミーツーリズムツアー「磐農生と巡る食と農の魅力旅」、江川英龍公を広める会「江川家の食卓を味わう稲刈り・収穫祭」、御殿場市観光協会「富士山ごてんば丼プロジェクト」、さわやかツアー「駿河を食す 苺生産者と巡る旅」バスツアーになります。

gastro_jirei03.jpg gastro_jirei04.jpg

gastro_jirei05.jpg gastro_jirei06.jpg


事例発表の終了後は交流会が行われました。ガストロノミーツーリズムに取り組む団体の出展ブースでは、一品惣菜・スイーツ・地酒等の提供があり、出展者の食の魅力に触れながら歓談する光景が見られました。

gastro_jirei07.jpg

gastro_jirei08.jpg gastro_jirei09.jpg

gastro_jirei10.jpg gastro_jirei11.jpg


こちらは交流会でいただいたものです。出展者による一品惣菜・スイーツのほか、静岡の素材を使った惣菜セットも味わうことができて良かったです。

gastro_jirei12.jpg

gastro_jirei13.jpg gastro_jirei14.jpg

gastro_jirei15.jpg


事例発表会が始まる前のお昼は、静岡の街中にこの日オープンしたおむすび屋「ふじ亭」で。地元食材にこだわったおむすび、豚汁とともに美味しくいただきました。

fujitei01.jpg fujitei02.jpg

fujitei03.jpg


☆ホームページ版「お天気屋さん」もよろしくお願いします!
posted by Taitan at 07:00| Comment(0) | 講座・講演

2025年04月12日

第10期 FUJI未来塾公開プレゼンテーション

1月11日、富士市民活動センター・コミュニティfで「FUJI未来塾」の公開プレゼンテーションが開催されました。FUJI未来塾とは、未来の富士市について考え、「このまちのため、自分たちができること」をテーマに、周囲を巻き込みながら解決に向けた行動を起こしていくことを目的とした実践講座として毎年開講されています。

第10期となる今回は、「Fuji strollers」・「Fuji FINDER」・「Sports hiss」・「チーム しぇあきっちん」という4つのチームによる発表が行われました。このうち、「Fuji FINDER」のチームは富士市の観光に焦点を当て、訪日外国人(インバウンド)が富士市に来て、体験して、交流して、富士市の魅力を知ってもらうことを目指し、訪日外国人向けの体験型ツアー(徒歩・自転車・バスの3プラン)などの提案を行い、聴講者の関心を集めていました。

fujimiraijuku10a.jpg

fujimiraijuku10b.jpg

fujimiraijuku10c.jpg fujimiraijuku10d.jpg

fujimiraijuku10e.jpg

fujimiraijuku10f.jpg

fujimiraijuku10g.jpg


☆ホームページ版「お天気屋さん」もよろしくお願いします!
posted by Taitan at 07:00| Comment(0) | 講座・講演

2024年06月15日

SNS活用講座〜入門編&応用編〜 「はちびあ」お披露目!

3月19日、富士宮市大宮町にあるコワーキングスペースConnected Studio i/HUBで「SNS活用講座〜入門編&応用編〜」が開催されました。未来志向LaboによるX(旧Twitter)・InstagramといったSNSについて事例を通じて学ぶ講座です。

sns_hachibeer01.jpg


最初に入門編として、静岡マーケティングサロンを主宰する山ア啓輔さんによる各SNSの特徴とそれぞれの効果的な使い方について説明がありました。続いての応用編では、富士市産の素材を使ったクラフトビール「はちびあ」のクラウドファンディングに挑戦して見事に目標額を達成したはちこさんによる、クラウドファンディング挑戦時のSNSを活用した発信についての話を聞くことができました。

sns_hachibeer02.jpg

sns_hachibeer03.jpg sns_hachibeer04.jpg


講座終了後は「はちびあ」のお披露目と試飲が行われました。はちびあは富士市産の米・柚子・ブルーベリーを使った3種類のクラフトビールで、地元のファントムブルワリー「BADASS BEER BASE」が醸造を担当しています。富士市の魅力が詰まったビールをじっくり味わいながら参加者同士の交流を楽しみました。

sns_hachibeer05.jpg

sns_hachibeer06.jpg

sns_hachibeer07.jpg

sns_hachibeer08.jpg sns_hachibeer09.jpg


なお、「はちびあ」は現在開催中の「環富士山名物グルメグランプリ2024」にエントリーしています。富士山周辺のグルメに関する30秒PR動画の再生回数を競うもので、6月30日までの再生回数が最も多いものがグランプリとなります。




☆ホームページ版「お天気屋さん」もよろしくお願いします!
posted by Taitan at 07:00| Comment(0) | 講座・講演

2024年05月05日

ふじのくに関係人口創出シンポジウム

1月27日、静岡市葵区の静岡県産業経済会館で開催された「ふじのくに関係人口創出シンポジウム」に参加してみました。地域と多様な関わりをもつ人々を指す「関係人口」の創出・拡大を目的に、静岡県の主催で行われたものです。

kankeijinko_sympo01.jpg


最初にコミュニケーション・ディレクターの佐藤尚之さんによる「関係人口にこそ必要な"ファンベース"」と題した基調講演が行われました。単にファンの数を増やしていくのではなく、今いるファンを大切にして中長期的に売上や価値を上げていく「ファンベース」という考え方を解説、これは目から鱗でした。

kankeijinko_sympo02.jpg

kankeijinko_sympo03.jpg kankeijinko_sympo04.jpg

kankeijinko_sympo05.jpg kankeijinko_sympo06.jpg

kankeijinko_sympo07.jpg


続いて、関係人口創出に関する事例発表が行われ、NPO法人クロスメディアしまだによる「無人駅の芸術祭」、一般社団法人トリナスによる「みんなの図書館さんかく」、3×3Lab Future(サンサンラボフューチャー)による地域と都市の関係性構築の取り組みについての説明を聞くことができました。その後3人によるパネルディスカッションが行われました。

kankeijinko_sympo08.jpg

kankeijinko_sympo09.jpg kankeijinko_sympo10.jpg


シンポジウムの会場ではポスターセッションが行われ、県内で関係人口創出に取り組む団体・個人が出展して活動などを展示・紹介、参加者と盛んに交流を行う光景が見られました。ここには富士地域からも出展があり、富士市から「FUJI災防's」、富士宮市から「ミヤガール」が出ていました。

kankeijinko_sympo11.jpg

kankeijinko_sympo12.jpg

kankeijinko_sympo13.jpg kankeijinko_sympo14.jpg

kankeijinko_sympo15.jpg kankeijinko_sympo16.jpg


☆ホームページ版「お天気屋さん」もよろしくお願いします!
posted by Taitan at 07:00| Comment(0) | 講座・講演